5-1-2.遺伝関連
大学院によっては入試に遺伝の問題が出ないところもありますが、出ないとしても、受験までに最低限の遺伝の知識は頭に入れておいた方がいいと思います。
大学院に入ってから、一から遺伝を勉強する事も可能ですが、それだと大学院での勉強や実習について行くのが大変だと思います。
私は3つの大学院を受け、うち2つの大学院で遺伝関係の問題が出ました。
その時の事を踏まえて言うと、最低限の抑えるべきテキストは、この2つではないでしょうか。
・高校の教科書「生物基礎(出版社はどこでも良い)」の、遺伝に関連する単元
・「遺伝医学への招待(南江堂)」
遺伝医学への招待(改訂第6版) | 新川 詔夫, 太田 亨, 吉浦 孝一郎, 三宅 紀子 |本 | 通販 | Amazon
高校の生物基礎の教科書は、アマゾンか何かで買って、遺伝に関係するところだけ(例えば、細胞の構造とか、転写翻訳についてとか)抜粋して、頭に入れておく必要があります。
「遺伝医学への招待」は、生物基礎の知識を頭に入れた後読むようにすると良いと思います。
遺伝医学に関する本は巷にたくさんありますが、大学院受験対策であれば、
色々本を読むより、薄い本を一冊やりぬく方が効率良いと思います。
ただ、基礎生物の教科書の抜粋も、遺伝医学への招待も、読んで理解するだけではなく、DNAの構造式や家系図などを、目をつぶってでもすらすらかけるレベルにしておく事をお勧めします。
どんな試験でもそうですが、受験ではインプット力ではなくアウトプット力が試されます。